目的
本委員会は在住外国人に住みやすい市川のまち造りのため、公共機関と連携し通訳・翻訳のボランティア活動を続けています。近年は特に、近隣諸国との交流の機会が増え、またこれらの方々の定住化が進み、福祉、教育に関する通訳、書類の翻訳等の必要性が増加しています。これらに対応するため、東南アジア諸国の言語の通訳者に加わって頂く事が当委員会の課題になっています。
主な活動の紹介
<通訳翻訳業務>
1) 市内の公共機関などで通訳をしたり、公共機関から出される日本語書類の翻訳をしています。この業務は、市川市の国際政策課や国際交流協会を通して依頼されるものです。2021年度は、通訳業務4件、翻訳業務11件の依頼があり、延べ47人のボランテイアで対応しました。
2)市内に在住する外国出身者から依頼を受けて、公共機関での面談の通訳や市内公共機関に提出する書類の翻訳を行っています。主な通訳言語は英語・中国語・スペイン語、
翻訳言語は英語です。2021年度は、通訳業務6件、翻訳業務18件の依頼があり、延べ27人のボランテイアで対応しました。依頼者の出身国は次のように様々です。
依頼者の出身国:フィリピン、ネパール、カメルーン、スリランカ、ナイジェリア、インドなど
3)「イチメール」は、市川市が市内在住の外国出身者向けに英語と「やさしい日本語」で行った電子メール配信サービスです。本委員会はこの翻訳作業を市川市国際政策課から受託し、2020年度は月2回の英語版とやさしい日本語版の作成を計24回行いました。英語版は翻訳者6人、やさしい日本語版は翻訳者3人で対応しました。この受託事業は2020年度で終了しました。
4)本委員会は、市川市の子どもたちの国際交流事業「ワールドフレンズ」を、国際政策課から委託され支援しています。2021年度は、フランス、イッシー市の聖ニコラス校と市川市稲越小学校のビデオレターの交換事業に関わりました。このプロジェクトでは計5回の翻訳・通訳サポートを、翻訳者延べ9人、通訳者延べ6人が行いました。
<通訳翻訳レベルアップのための勉強会>本委員会では参加メンバーの通訳・翻訳レベルの向上のために、定期的に勉強会を開催しています。
英語 毎月第2土曜日
中国語 毎月第1土曜日
ドイツ語 毎月第3火曜日 毎月第4日曜日(オンライン)
<通訳翻訳委員会独自の活動>
その他、本委員会ではメンバー間の交流・親睦とメンバーの語学力向上のために様々な行事を企画・実行しています。
2022年度の活動は、前年度に引き続きコロナ禍で様々な制約を受けていますが、感染対策に十分留意しながら活動の火を絶やさぬよう努めています。
いままでの活動
通翻委員会全体会を開催
2021年10月9日全日警ホールで通訳翻訳委員会の全体会が開かれました。冒頭オンライン参加3名を含む出席20名全員が自己紹介をした後、役員が委員会の設立経緯と活動内容を説明し、言語リーダーを紹介しました。続く意見交換会ではソーシャルワーカー支援の可能性、勉強会でのZoom活用の是非など、今後の取り組みについて活発に話し合いました。最後にスクリーンに映るオンライン参加者を含めた全員で記念撮影をし和やかに会を終えました。
高校での中国語会話指導
高等学校の要請により、修学旅行で中国に行く学生のために中国語会話の指導員を派遣
保育園での通訳
保育園の要請により、保育園に入園する在住外国人児童の両親と保育園との面接の通訳を派遣
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