1)青少年交流:
市川市・楽山市両市の青少年による、夏休みの短期ホームステイを通じて、若い世代の交流を図っています。今年(2018年)は、市川市から高校生が派遣される予定で、準備が進められています。
2)代表団の交流:
公式代表団の交互訪問、市川市民による親善訪問団、楽山市からの友好訪問団など、機会をとらえて交流を深めています。2016年には友好都市締結35周年の節目の年、相互訪問が成功裏のもとに行われました。
3)在市川の人を中心に、中国人、中国人留学生との交流
市内にある大学のイベントに参加したり、横浜中華街の春節(旧正月)訪問・見学など、折々の交流機会を広げています。
4)中国への理解を深める活動:
中国の書絵画の展覧会や音楽演劇の鑑賞、講演会の開催、月一回の初級中国語教室など、幅広く中国への理解、中国文化への理解を深める活動を行っています。
左:中国語教室授業風景
このような活動に賛同し、ご協力いただける方、興味のある方のご参加をお待ちしております!
過去のイベント
コロナ禍での定例会
楽山市委員会ではこのコロナ禍で特にイベントを行っていませんが、毎月の定例会ではテーマを 設けて、皆さんと一緒に意見交換をしています。毎回とても盛り上がります。皆さんからの質問も
絶え間なく出るのでとても楽しい例会となっています。中国は広い国ですから話題も沢山ありま す。そして参加者の皆さんの現役時代の経験を踏まえた意見交換も加えてとても楽しい会になっ
ています。ご興味のある方は是非!お待ちしております
講演会「郭沫若と市川」を聞いて
秋晴れに恵まれた2019年10月26日、郭沫若記念館開館5周年記念講演が、市川市文化振興財団の主催で芳澤ガーデンギャラリーで開催されました。講師は藤田梨那氏(郭沫若氏の孫娘)で定員150名の客席は満席でした。郭沫若は政治家であると言われているが、第二の故郷の日本では詩人と書法家と考古学者でした。市川市須和田で10年間の
亡命生活を過ごし中国に戻った後、日本に残った5人の子供逹は立派に社会人になりました。藤田さんは「祖父の郭沫若は友好の懸け橋を築き上げた日中友好の鑑(かがみ)
です」と結びました。
祖父と祖母とその5人の子供逹に懐く敬愛と信頼に私は感動しました。(74号P6)
中国料理教室 new
2019年11月10日、高松さん、鈴木さんと 田嶌さんの3人が講師になり、ポピュラー な飲茶料理である大根餅、湯葉サラダ、海老春巻、それに杏仁豆腐の料理法を習いました。大根餅は大根を千切りにして米粉を入れて良くかき混ぜますが、難しいので高松さんが家で作ってきてくれました。湯葉サラダでは材料の買い出しに大変な苦労をしました。春巻も中の餡を入れすぎて揚げている間にパンクしたり、揚げ過ぎて焦げついたりで悪戦苦闘。約3時間かけて、やっと4品を作り上げました。苦労したかいあって、美味しさもひとしおでした。みんな大満足の中おしゃべり盛況のうちに終了しました。(74号P3)
四川フェス2019
2019年4月20日が「四川料理の日」ということにちなんで、本場の四川料理を広めることを目的にしたイベントとして四川フェス実行委員会の主催で2017年から開催され、今年で3回目。21日に、楽山市委員会のメンバーと一緒に新宿まで出かけました。料理は勿論のこと、音楽、トーク、変面、二胡等の楽しいステージも次々と披露され、大勢の来場者で賑わっていました。大ジャンケン大会では逸見さんが、最後の2人まで勝ち進みましたが、惜しくも負けてしまいました。四川尽くしの楽しい一日でした。
顔真卿に習う
2019年1月16日から上野の東京国立博物館で開かれている特別展「顔真卿」を見てきました。皆さんも小学校で習字の時間があったでしょうが、日本人にとって、日本語にとってなくてはならない漢字、そして書。1350年前中国唐時代の大家が顔真卿です。台北故宮博物院から本邦初公開の真筆「祭姪文稿(姪はめいですが音読みはテツです)」の前は10分以上の行列。中国の人が多いようでしたが日本人もいっぱいで、こんなに書に関心があるのだろうかと改めて思った3時間でした。字は丁寧に、上手に書けたら最高です
春節の横浜中華街訪問 2018年2月16日
2月16日、日本の旧暦の正月にあたる中国春節に楽山市委員会のメンバー7人で、横浜の中華街に行ってきました。毎年訪れていて、今年で4年目になります。
中華街の入り口である善隣門で記念撮影。大通りには春節の飾りが遥か先まで続き、お正月気分満載です。食事の前に「横浜関帝廟」にお詣り。中国式の長いお線香を買って、金運、健康、学業などをお祈りします。「恭喜發財」お金が儲かりますようにが一番でしょう。
続いてお待ちかねの食事。今年は北京料理にしました。北京式年糕(甘い餅の天ぷら)から始まり、ちょっと辣いミノ(牛モツ) 、お正月ならではの水餃子などのお料理をみんなで美味しく食べました。それに加えて一緒に行ったメンバーから楽山市と市川市が友好都市を結ぶまでのいきさつを聞き、初めて聞くその貴重な話に一同皆感動しました。大事な記録は是非残したいものですね、と頷きあう一同でした。
そろそろ4時、採青(日本の獅子舞の門付けと同じ)の時間となり、大きな爆竹の音とともに獅子舞が始まりました。お店の中で待っていると、緑色の大きな獅子がやって来て目の前で踊りを披露してくれます。踊りながらそこにいる人の頭をガブリ、こうして噛んでもらうと縁起がいいそうです。そしてお礼も込めて獅子に紅包(金品)をあげます。これで今年も運がいいぞ!
獅子舞が通り過ぎてからは「横浜媽祖廟」にもお詣り、お土産を買いながら帰路につきました。美味しいものを食べ、貴重な話を聞くことができ、獅子舞を間近に見ることができて、ほんとうに有意義な一日となりました。
楽山市青少年代表団来市 2017年7月31日~8月9日
7月31日、猛暑が続く夕刻に市川市へ楽山市青少年代表8人(女子6人、男子2人)と団長の張学如楽山市帰僑僑眷連合会副主席兼秘書長、引率者の陳平楽山市第一中学校副校長の10人が到着しました。市川市と縁の深い郭沫若翁が学んだ学校の生徒達と副校長で爽やかで知的な皆さんでした。
仮庁舎の会議室で対面式がありました。張学如団長は1998年、第1回青少年交流の際に通訳をしてから今日に至っているが、友好的な交流が持続的に末永くと切に願っていると話されました。陳平副校長からは交流が友好的になるように気を配る事、そしてコミュニケーションを学ぶ事が今回の目的ですと挨拶がありました。生徒8人の紹介のあとに、ホストファミリー4人(小林、尾崎、佐藤、広瀬/敬称省略)との対面と記念撮影となりましたが、一瞬のうちに打ち解け合い仲良くなっておりました!!!
翌日から、市長・市議会議長表敬訪問、昴高校交流訪問(管楽器二重奏鑑賞、卓球対戦、日本伝統文化・お茶席の体験、高校生クイズ対戦)、都内視察、県内視察一泊旅行(鴨川シーワールド、御宿花火大会、勝浦海中公園、海ほたる)、市川市動植物園と梨狩り、郭沫若記念館見学、市川納涼花火大会鑑賞(自由参加)フリーデイ体験、学生会意見交換会、ディズニーランド遊覧見学、送別会(J
ホテル)、成田山新勝寺見学と盛り沢山でしたが、病気や怪我もなく非常に安堵しました!!!
さて、御宿ではIIAで用意したゆかたに着替えて最寄り駅から電車に乗り会場の御宿海岸(月の砂漠)で涼しい海風の中、花火大会を楽しみました。
ホストファミリーでは、フリーデイに自宅で手作りの竹筒の素麺流しをしました。そして、鰹節の出来るまでを図解で見てから実物を用いて削り、素麺の出汁のレシピを実演。日本食文化の代表の一つに感激しあい、楽しく味わう事が出来ました。
また、中国茶と日本の抹茶の点前を交流しあい、茶会を通して喫茶の楽しいひとときを過ごしました。
ホストファミリーではもう一度、ゆかたに着替えて記念写真のアルバムを作成し、渡したら喜んでくれました。色々とホームステイで楽しみを分け合って、そんな中で優しさの気持ちが滲み出て、お互いに胸が熱くなりました。
最後の晩の送別会では、入場した青少年達を大勢の参加者が熱烈に出迎えたので、あまりに高まった熱気で会場が破裂してしまうのではと感じました。楽山市の2人の女子生徒の優美な中国近代ダンスや、2人の男子の歌声と一人の女子のギターとのコラボに会場から歓声が上がりました。
見送りは早朝から猛暑でしたが、皆さんは元気に手を振り市川市をあとにして行きました。
日中友好がいつまでも続きますように願ってやみません。
春節で賑わう横浜中華街を訪問
2017年は1月28日が旧正月の元旦でしたが、一週間後の2月4日に楽山市委員会で春節に賑わう横浜中華街を訪れました。
先ずは中華街のへそ、「横浜関帝廟」にお詣り。中国の長いお線香を買って、一本ずつ5か所に立てていきます。そしてお堂の中に入って関羽の像に願いをかけます。
「祝鶏年快楽」「身体健康」「閣家平安」「生意興隆」欲張って沢山お願いしました。周りは華僑、在住中国人と思われる人が一杯、三拝九拝して真剣にお辞儀をしています。
次は楽しみなお昼をと、昨年の市民団で楽山に行って食べた四川料理が忘れられなくて、四川のお正月料理を期待しました。四川は辛いと言われますがそんなことはなく、どれもとても美味しい料理で食べきれないほどです。
美味しいものをおなか一杯食べたところで、ちょうど4時ごろから料理店の前の道を祝舞遊行パレードが始まりました。すごい音の爆竹に始まってまず龍の踊り、次に高足にのった将軍組、皇帝衣装隊、綺麗なお姐さん方の旗袍(チーパオ)組と続き、有名な孫悟空たちも、そして色とりどりな豪華な10頭もの獅子舞、最後にまた2頭の龍舞とお正月気分満点、たっぷり堪能してきました。
友好都市締結35周年を記念して相互訪問
市川市民親善訪問団訪問記
2016年7月11日から17日まで一週間、佐藤市川市副市長、稲葉市川市議会議長らの公式訪問団とともに、市川市民団として中国四川省楽山市を訪問して来ました。
楽山に着いた翌日の第1番目に、楽山から車で約1時間半の所にある中日友誼学校を訪ねました。この学校は2001年5月に、日中友好を願って市川市民の寄付をもとに中国側も出資して100万元で建てた学校です。現在51人の先生と、約500人の小学生と中学生が学んでいます。丁度夏休みに入っていて、児童、生徒には会えませんでしたが、魏校長が快く出迎えてくれました。建てた時の建設資金協力者の碑があり、大久保市長他沢山の知った名前が刻まれていて、15年の時の重さに感慨もひとしおです。続いて楽山に戻る途中にある沙湾と言う街の郭沫若紀念館を訪れました。市川市と友好都市を結ぶきっかけとなった郭沫若の生れた街で、生家が残っています。紀念館の中には市川に住んでいたころの郭沫若の写真や書物がたくさん展示され、約1時間ほどかけて、その生涯と業績の説明を受けました。訪問記念の揮毫や署名をした後、今回の訪問の目玉の1つである銀杏の木の記念植樹をし、これからも友好が続くように思いを新たにしました。午後は世界遺産で有名な楽山大仏を川に浮かべたボートから見学し、その大きさに皆ビックリです。
夜はホテルで歓迎夕食会が開かれ、楽山市側から羅主任が、市川市側からは稲葉議長が挨拶をし、両市の末永い友好を誓いました。続いて楽山市の歌舞団の演技が始まり、
歌、踊り、演武、雑技と盛りだくさん演じられ、一方市民団側からは中野さん、永井さん、斎藤さんの3人が日本の踊りを披露、大拍手を浴びました。参加者の女性は着物やお洒落な正装で臨み、華やかな雰囲気の中、楽山市の熱いもてなしに大満足の夕食会でした。
2日目以降は、峨眉山市のお寺、眉山市の三蘇祠、世界遺産の都江堰、成都に行き、パンダ園や武侯祠などを見学、それに有名な麻婆豆腐を始め火鍋などの美味しい四川料理を食べ、短いながらも盛りだくさんの訪問となりました。
楽山市公式代表団来市
2016年5月22日から25日まで、中国楽山市公式代表団6人が来市されました。IIAとしては、23日に市川グランドホテルを会場に歓迎夕食会を開催し、90人余りが参加する中、寥磊副市長、載国際資産監督主任、何金文環境保護局長、張得全安全生産管理局長、王毅投資促進・外事僑務副局長、楊浩路外事僑務職員を熱烈に歓迎しました。
先ず始めに、大久保博市川市長は流暢な中国語で祝辞を述べられ、さすがに市川市にふさわしい市長の歓迎挨拶でした。公式代表団の団長として寥磊副市長からは、去る4月下旬から5月初旬に楽山市で開催された峨眉山茶文化博覧会にIIA代表団が協力参加してくれた事に対して、IIA代表団と会員の皆さんへ丁重なお礼の言葉を頂きました。参会のIIAの皆さんはとても感激し、胸が熱くなる思いになりました。
三味線と尺八と琴の女性三重奏団の奏でる美しい音色が響き渡り、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。宴たけなわになりました頃、成田会長の発声で会場が割れんばかりの元気いっぱいな中締めでお開きとなりました。
楽山市公式代表団は、市川市では環境に関する施設、市川市クリーンセンター等を視察され、また須和田公園内にある楽山市に縁のある郭沫若の記念碑と郭沫若記念館を見学されました。寥磊副市長は来市記念に色紙に筆を入れられ、郭沫若記念館に収めました。
続いて、楽山市公式代表団は日本をあとに、友好都市交流のためオーストラリアへ巡行されました。これからも更なる日中友好が続きますよう切に願いました。